僕の妻は理解不能
一緒に…


愛菜たちの握手会も終わり
僕達は水族館を後にした。

海岸沿いの道を20分ほど
バスに揺られて着いたところに海が見渡せる
展望のような場所があった。



バスから降りてすぐに愛菜とはるちゃんは感動していた。


開けた場所は崖の上に人が集まれるような場所を作った感じだった。
望遠鏡が置いてあってどこまで見えるのだろうか、とても気になった。

「ここいいだろう。
ほら!丁度いいタイミング。

夕日がすごく綺麗だ。」

拓翔くんはここを2人に見せたかったらしい。
もちろん2人とは愛菜とはるちゃんだ。



崖際まで走っていった愛菜は
早く来てくださいと僕を一生懸命手招きしていた。

でも、僕は夕日を後ろに笑う愛菜はとても輝いていて
もう少し見ていたいと思った。
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