恋?…私次第。~好きなのは私なんです~
ちゃんと説明しないと。
【苛々というのは、私の、個人の問題なんです。仕事でちょっとあって。それが今更の失敗だったものだから。それで苛々してるって言ってしまったんです、ごめんなさい。高守さんのメールにだって、捻くれた返しをしたりして、ごめんなさい】
【今、会社?部屋?】
え?
【帰ってます。部屋ですけど】
何?
【近くまで来てる】
え?
【出られる?】
あ…。どうしよう。突然こんな…。こんな時って…。
【構わないよって言ってあったでしょ?迷ってるなら断ってくれていいから】
そうなんだけど…近くまで来てるって…どの辺り。んー。
【直ぐには出られないから無理です。お化粧だって落としてしまってるし。だからごめんなさい】
やむ無しです。きっと、苛々の元、愚痴を聞いてくれようとしたに違いない。急なお誘いは駄目元でって感じだったのだろう。
【その気があるなら待ってるよ?】
え?…お断りしたはずでは…?身支度を待つというの?流石にそんなには待たせないけど。でも…。でも。
【どうやら、それ程でもなさそうだね。またにしよう。何もかも急では、気持ちも支度も整わないだろうから。今日は私の事を忘れずにいてくれた、それだけで収穫だ。これは負け惜しみかな、有難う、おやすみ。断った事、あまり悩まないで欲しい】
あ。…普通の意味で忘れるって事はないんだけど。
【ごめんなさい。おやすみなさい】
私、悪い人?こんな風だと何だかそんな気持ちになってしまう。高守さん狡くない?そう思うのは間違ってるの?
本当に近くに来ていたか、解らないじゃない?出てくる気があるのか試されただけかも知れないし。
待っててもらえますか、って言っていたら、待たせている時間の間に来れるものね…。流石に…そこまで考えたら可愛らしく無いか…。お化粧もせず、待っているという元へ、駆け出す仲では、ない。
ブー。あ。
【週末、金曜の夜。つまり明日、ディナーに行ける?】
あ。
【行けます】
て、即答しちゃった。これって、私、何となくの罪悪感みたいなモノからの反動。じゃないの?
何?この展開。もしかして…まんまと作戦に嵌ったの?だとしたら…狡くて凄く上手いです。
【苛々というのは、私の、個人の問題なんです。仕事でちょっとあって。それが今更の失敗だったものだから。それで苛々してるって言ってしまったんです、ごめんなさい。高守さんのメールにだって、捻くれた返しをしたりして、ごめんなさい】
【今、会社?部屋?】
え?
【帰ってます。部屋ですけど】
何?
【近くまで来てる】
え?
【出られる?】
あ…。どうしよう。突然こんな…。こんな時って…。
【構わないよって言ってあったでしょ?迷ってるなら断ってくれていいから】
そうなんだけど…近くまで来てるって…どの辺り。んー。
【直ぐには出られないから無理です。お化粧だって落としてしまってるし。だからごめんなさい】
やむ無しです。きっと、苛々の元、愚痴を聞いてくれようとしたに違いない。急なお誘いは駄目元でって感じだったのだろう。
【その気があるなら待ってるよ?】
え?…お断りしたはずでは…?身支度を待つというの?流石にそんなには待たせないけど。でも…。でも。
【どうやら、それ程でもなさそうだね。またにしよう。何もかも急では、気持ちも支度も整わないだろうから。今日は私の事を忘れずにいてくれた、それだけで収穫だ。これは負け惜しみかな、有難う、おやすみ。断った事、あまり悩まないで欲しい】
あ。…普通の意味で忘れるって事はないんだけど。
【ごめんなさい。おやすみなさい】
私、悪い人?こんな風だと何だかそんな気持ちになってしまう。高守さん狡くない?そう思うのは間違ってるの?
本当に近くに来ていたか、解らないじゃない?出てくる気があるのか試されただけかも知れないし。
待っててもらえますか、って言っていたら、待たせている時間の間に来れるものね…。流石に…そこまで考えたら可愛らしく無いか…。お化粧もせず、待っているという元へ、駆け出す仲では、ない。
ブー。あ。
【週末、金曜の夜。つまり明日、ディナーに行ける?】
あ。
【行けます】
て、即答しちゃった。これって、私、何となくの罪悪感みたいなモノからの反動。じゃないの?
何?この展開。もしかして…まんまと作戦に嵌ったの?だとしたら…狡くて凄く上手いです。