時を超えた王女と戦国武将達 前編
彼はびびに手を伸ばし近づいてきた。
それを避けるようにまた駆けだした。

もうやだ...。昨日から変な人に絡まれてばっか...。
渚月はどこ捜してもいないし......。

「渚月...。出てきてよ。」

びびは溢れるほど目に涙を溜めた。
次の途端。

「びび!どこだ?」

この声は...。

大きな馬が2頭近づいてきた。

「やっと見つけた。助けてもらった身なのに信長様の御前から離れるとは無礼にも程があるぞ。」
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