時を超えた王女と戦国武将達 前編
「貴様、やはり面白い女だ。ますます欲しくなった。
断る理由がそれか。」

愉快そうに信長様は笑った。

う...。全然信じてもらえてない...!!
でも、無理もないよね、私も信じきれてないもん...。

「ほんとに私は...!」

「あんたちょっと落ち着きなよ。何か証拠でもあるの?」

意外にも私を止めたのは家康さんだった。

「証拠は...あります!どなたか私のカバン持っていませんか?」

「ああ、それなら逃げださんようにと俺が持ってた。」
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