【BL】お前を抱きたい
「……明後日の準備?」
暫く意味が判らなかったが、昨日の言葉を思い出して、顔が一気に紅潮する。
そうだった!
今週末から高宮さんと同居するんだった…!!
俺は嬉しさのあまり、今すぐに彼の元へ行きたくなった。
まず、近くに置いてあった下着を着用しようと思い、手を伸ばしたのだが…
「あぁぁぁぁっ…!」
「…佐々木!?」
俺の叫び声に反応して、高宮さんが奥の部屋から駆けつけて来た。
「どうした、佐々木!?…痛いのか!?」
高宮さんは悶える俺の腰を優しく撫でた。
「あっ…、ダメっ」
俺はまだ裸だ。直接腰に触られると、また感じてしまう。
俺の弱々しい声を聞き、高宮さんは開けていた窓を閉じ、俺の腰に唇を近付けてきた。
「ひぁっ…!」