ニセカレ


「残業ですか?」
と私が聞くと少し顔をしかめて

「誰かさんのおかげで残業押し付けられたんですが?」

ギクッ。

「もしかして、それって私がのこしてあった企画書のことでしょうか…?」

と私は恐る恐る言うと

「そうだけど?
ま、俺とのデートを楽しみにしてくれてたんならチャラにしようか?

じゃ、行こうか自時間ないし。」

と言って歩き始めた。



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