ニセカレ
そして、彼の後についていって到着したのは
会社近くの高級なショップがたくさん入っているビルだった。
私が着ている服の値段よりゼロの数が一つも二つも多いじゃん…
「こんな高級なもの買う余裕ないんだけど…
って聞いてる?篠山君!!」
「坂下はスタイルいいからこういう感じがいいんじゃないか?」
といって差し出してくれたのは
爽やかな白の花柄のワンピース。
丈も膝上5㎝で胸元が少し開いていてセクシーだけど清楚に見える私にもったいない商品だった。