ニセカレ

そして、彼の後についていって到着したのは

会社近くの高級なショップがたくさん入っているビルだった。


私が着ている服の値段よりゼロの数が一つも二つも多いじゃん…


「こんな高級なもの買う余裕ないんだけど…

って聞いてる?篠山君!!」

「坂下はスタイルいいからこういう感じがいいんじゃないか?」

といって差し出してくれたのは


爽やかな白の花柄のワンピース。

丈も膝上5㎝で胸元が少し開いていてセクシーだけど清楚に見える私にもったいない商品だった。



< 18 / 80 >

この作品をシェア

pagetop