ニセカレ
「あれは、一夜の過ちといいますか…
俺、もともと来るもの拒まず去る者追わずって最悪な男だった。
奈柚と付き合うことになってこんな美人が俺の彼女って優越感に浸ってた。
でも、奈柚は気が強いし、俺に一途だし、刺激が欲しくなってしまったんだよ。」
悪いといって頭を下げてくれた。
「でも、今になって後悔している。
俺、本当に奈柚のことすきだったんだって。
この前あった時嬉しかったし、こうやって会えてよかった。」
「その言葉が聞けてよかった。
次好きになった女の子には一途に想ってあげてね。」
「ありがとう、奈柚。」
とホッと彪雅は息を吐いていた。