私達の狂った歯車

第2章

★NOside★

「依恋の奴ウザい、ムカつく!」
「アンナの愛しの佐田君が、もっと依恋に近付いちゃうもんね」
アンナが叶夜を好きなのは学園でも有名な話だ。
だが、アピールが強烈過ぎて本人は困っていた。

「嫌がらせするの?」
「うん。先生に言われない程度が良いんだけど」
「それならアンナ、友達がこんな写真送って来たんだけど」
ミカがスマホをアンナに差し出す。 
「それいいね、手伝ってよ」
「うん、もちろん手伝うよ」
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