私達の狂った歯車
その日、私はS・Aのメンバーを家に招いた。
私は、靴の事と写真の事について相談する事にした。

「靴を隠されて、写真が貼られた?」
希が繰り返す。
「うん」
「は?お前イジメられてるんじゃね?」
宙がそう言った。
「イジメ?無い無い、ね?」
姫莉にそう問いかけると、姫莉は首を横に振った。
「実は、さ、うちもそう思ったんやて・・・」
「イジメ、ね」
麗王が考え込んだ。
そして決心した様に立ち上げる。
「よし、みんなで一緒に犯人見つけよ!」
そして右手を挙げる。
「絶対見つけるぞー!えいえいおー‼」
それを見て私に言えることは、麗王が可愛いという事だけだ。

「「「「おー!」」」」

この時、私の瞳が潤んだのは、私しか知らない。はずだ。
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