私達の狂った歯車
キーンコーンカーンコーン!!
放課後を知らせる鐘が鳴った。
「終わったー!」
宙が大声で叫ぶ。
「依恋ぁ~」
姫莉が私に思いっ切り抱き着く。
「オイコラ。依恋困ってるだろ」
宙は姫莉を私から引き離そうとするが、姫莉は余計私を強く抱きしめ、離れない。
「あ、そうだ。俺、親に土曜日の桜花学園の学園祭の招待状もらったんだけど、S・Aで行かない?」
希が真っ白な封筒に入った招待状をみんなに見せる。
S・Aと言うのは、Aクラスよりも1ランク上のクラス。
Special Aclass
略してS・A
S・Aへ入るには多額の寄付金が必要だ。
それも莫大な。
「俺、パス。子豚ちゃんは?」
「子豚とは何だ!放課後すぐ何だ!」
笑う叶夜に私は怒る真似をした。
「依恋は行くの?」
麗王が曇り一つない笑顔で私に聞く。
「私もパス」
「え!」
姫莉が分かりやすく落ち込んだ。
「付き合い悪い!今度は二人とも絶対ね!!」
麗王が人差し指を立てて、私と叶夜に言う。
なんだ君は!
可愛い過ぎるじゃないか!
麗王が天使に見える。
「じゃあ、行くのは宙、麗王、姫莉、俺だけか」
「そうだ。俺、お土産欲しい」
叶夜が思い出したように言う。
「あ、私も」
「任せて!うちが希に買わせるで!!今日依恋と一緒に帰るのが、この悪魔なのが嫌やけど!」
姫莉は叶夜を睨み、笑う。
「あはは、ありがと?じゃあね。」
そう、言って私は叶夜と共に温室を出た。
放課後を知らせる鐘が鳴った。
「終わったー!」
宙が大声で叫ぶ。
「依恋ぁ~」
姫莉が私に思いっ切り抱き着く。
「オイコラ。依恋困ってるだろ」
宙は姫莉を私から引き離そうとするが、姫莉は余計私を強く抱きしめ、離れない。
「あ、そうだ。俺、親に土曜日の桜花学園の学園祭の招待状もらったんだけど、S・Aで行かない?」
希が真っ白な封筒に入った招待状をみんなに見せる。
S・Aと言うのは、Aクラスよりも1ランク上のクラス。
Special Aclass
略してS・A
S・Aへ入るには多額の寄付金が必要だ。
それも莫大な。
「俺、パス。子豚ちゃんは?」
「子豚とは何だ!放課後すぐ何だ!」
笑う叶夜に私は怒る真似をした。
「依恋は行くの?」
麗王が曇り一つない笑顔で私に聞く。
「私もパス」
「え!」
姫莉が分かりやすく落ち込んだ。
「付き合い悪い!今度は二人とも絶対ね!!」
麗王が人差し指を立てて、私と叶夜に言う。
なんだ君は!
可愛い過ぎるじゃないか!
麗王が天使に見える。
「じゃあ、行くのは宙、麗王、姫莉、俺だけか」
「そうだ。俺、お土産欲しい」
叶夜が思い出したように言う。
「あ、私も」
「任せて!うちが希に買わせるで!!今日依恋と一緒に帰るのが、この悪魔なのが嫌やけど!」
姫莉は叶夜を睨み、笑う。
「あはは、ありがと?じゃあね。」
そう、言って私は叶夜と共に温室を出た。