私達の狂った歯車
★依恋side★
姫莉と叶夜が付き合う。
本人達からその知らせを聞いた。
何で?
確かに姫莉を応援した。
でもそれは絶対無理だと思ったから。
なのに何で付き合う訳?
何で笑い合ってるの?
何してるの?
何で手を繋いでるの?
私と繋いだその手で、その子と手を繋がないでよ。
私の頭を撫でたその手で、その子の頭を撫でないでよ。
私の涙を拭ったその手で、その子に触れないでよ。
他の子なら分かる。
なのに何故その子なの?
あの時言えば良かったのかもしれない。
あの日、私が叶夜に泣きついた日。
あの日もっとちゃんと気持ちを君に伝えていたのなら、2人が付き合う事も無かったかも知れない。
なんて考えて、淋しくなる。
それか、姫莉が私に打ち明けてくれた時に、私も言えば良かったのかも知れない。
『私も叶夜の事が好き。友達や家族としてじゃなくって、1人の男性として好きなんだ。』と。
いや、言わなくて正解だ。
だって、打ち明けて失恋って・・・。
凄く惨めじゃん。
同情されるのも、哀れだと思われるのも御免だ。
私と叶夜は家族だ。
私がいくら、叶夜の事を1人の男性として好きだとしても、叶夜は私の事を1人の女として好きとは限らない。
私がどれだけ叶夜の事を好きであろうと、叶夜もそう言う気持ちとは限らない。
そうとは限らないんだ。
叶夜は私の事を好きになってくれない。
私は好きになってはいけない人を好きになってしまった。
私達は家族だ。
いけない事だと分かっているのに、好きと言う気持ちが止まらない。
でも、もういいや。
所詮姫莉だ。
叶夜はすぐに飽きる。
だって私達は幼馴染で家族だもん。
似て来るのは当たり前だ。
だから叶夜も、私達薙切の血筋の様に飽き性なんだ。
だから戻って来るに違い無い。
帰って来る家さえあれば、あなたは帰って来てくれる。
だからずっと、変わらずにあなたを待ってるから。
私は気長に待つよ。
姫莉と叶夜が付き合う。
本人達からその知らせを聞いた。
何で?
確かに姫莉を応援した。
でもそれは絶対無理だと思ったから。
なのに何で付き合う訳?
何で笑い合ってるの?
何してるの?
何で手を繋いでるの?
私と繋いだその手で、その子と手を繋がないでよ。
私の頭を撫でたその手で、その子の頭を撫でないでよ。
私の涙を拭ったその手で、その子に触れないでよ。
他の子なら分かる。
なのに何故その子なの?
あの時言えば良かったのかもしれない。
あの日、私が叶夜に泣きついた日。
あの日もっとちゃんと気持ちを君に伝えていたのなら、2人が付き合う事も無かったかも知れない。
なんて考えて、淋しくなる。
それか、姫莉が私に打ち明けてくれた時に、私も言えば良かったのかも知れない。
『私も叶夜の事が好き。友達や家族としてじゃなくって、1人の男性として好きなんだ。』と。
いや、言わなくて正解だ。
だって、打ち明けて失恋って・・・。
凄く惨めじゃん。
同情されるのも、哀れだと思われるのも御免だ。
私と叶夜は家族だ。
私がいくら、叶夜の事を1人の男性として好きだとしても、叶夜は私の事を1人の女として好きとは限らない。
私がどれだけ叶夜の事を好きであろうと、叶夜もそう言う気持ちとは限らない。
そうとは限らないんだ。
叶夜は私の事を好きになってくれない。
私は好きになってはいけない人を好きになってしまった。
私達は家族だ。
いけない事だと分かっているのに、好きと言う気持ちが止まらない。
でも、もういいや。
所詮姫莉だ。
叶夜はすぐに飽きる。
だって私達は幼馴染で家族だもん。
似て来るのは当たり前だ。
だから叶夜も、私達薙切の血筋の様に飽き性なんだ。
だから戻って来るに違い無い。
帰って来る家さえあれば、あなたは帰って来てくれる。
だからずっと、変わらずにあなたを待ってるから。
私は気長に待つよ。