私達の狂った歯車
「で、何で帰って来るって連絡くれなかったの?」
久し振りに会えたのが嬉しくて、思わず拗ねた振りをする。
「あ、ヤベ。忘れてた。ごめん!今度何か奢るからさ!ね!?」
羅音は舌を出し、顔の前で手を合わせる。
「んー。オムライスね」
羅音の焦り方が面白くて、私は思わず笑ってしまう。
「えっと、俺、手紙出したんだけど、届いてなかった?ごめんね。」
「え、あ、いや、大丈夫だから。」
孤廻が本当に申し訳なさそうな顔をしたので、一瞬心が痛んだ。
でも、そうか。
あの手紙は孤廻からのなんだ。
孤廻が手紙をくれた、と言う喜びを心の奥で噛み締める。
「ねえ、羅音。」
希が真剣な表情で羅音の右肩に腕を乗せる。
何故か、近くにいる私達まで緊張して来る。
私達はこれから起きる事に目を奪われる。
「今身長何㎝?」
・・・はずだったんだ。
希、今それ聞く?
すると羅音は目を輝かせた。
「「ひゃーく」」
今日は何故かハモる、羅音と希。
「「な~な~じゅ~う?」」
何故疑問形?
そして二人は睨み合う。
「4!」
「5!」
どうやら希の方が高いらしい。
「くっそー!!てか、俺、これから成長期だし!」
やはり、今日の羅音はテンションが変だ。
テンションが物凄く高い。
久々にみんなに会えたから、テンション上がっているみたいだ。
「ちなみに俺は180」
「「ウザ!!」」
孤廻の身長を聞き、二人は同時に叫ぶ。
「ねえ、依恋。」
姫莉は私の袖を少し引っ張る。
「ん?何?」
「うち、今年入って来たばっかやから・・・」
そうか。
姫莉は今年からこの学園に来たんだ。
だから、羅音と孤廻の事を知らないんだった。
「あ、ごめん。紹介するよ」
私は羅音と孤廻の間に立った。
「こっちが薙切羅音、私の双子の兄」
羅音に右手を向ける。
羅音は姫莉の顔を見て、驚きが顔に出ていたが、直ぐさまその表情を引っ込め、微笑んだ。
「で、こっちが鎖神孤廻、私達の幼馴染み」
左手を孤廻に向けた。
孤廻も一瞬、顔を引き吊らせたが、すぐに、何事も無かっがたの様な笑顔になった。
「はい。次、姫莉」
「え、あ、う、うち!?」
突然私に話を振られ、姫莉が焦る。
「うちは麻生姫莉!今年からS・Aに入って・・・。とにかく、よろしく!あ、よろしくって言われても困るよね。ご、ごめん・・・」
姫莉はシュンと落ち込んだ。
久し振りに会えたのが嬉しくて、思わず拗ねた振りをする。
「あ、ヤベ。忘れてた。ごめん!今度何か奢るからさ!ね!?」
羅音は舌を出し、顔の前で手を合わせる。
「んー。オムライスね」
羅音の焦り方が面白くて、私は思わず笑ってしまう。
「えっと、俺、手紙出したんだけど、届いてなかった?ごめんね。」
「え、あ、いや、大丈夫だから。」
孤廻が本当に申し訳なさそうな顔をしたので、一瞬心が痛んだ。
でも、そうか。
あの手紙は孤廻からのなんだ。
孤廻が手紙をくれた、と言う喜びを心の奥で噛み締める。
「ねえ、羅音。」
希が真剣な表情で羅音の右肩に腕を乗せる。
何故か、近くにいる私達まで緊張して来る。
私達はこれから起きる事に目を奪われる。
「今身長何㎝?」
・・・はずだったんだ。
希、今それ聞く?
すると羅音は目を輝かせた。
「「ひゃーく」」
今日は何故かハモる、羅音と希。
「「な~な~じゅ~う?」」
何故疑問形?
そして二人は睨み合う。
「4!」
「5!」
どうやら希の方が高いらしい。
「くっそー!!てか、俺、これから成長期だし!」
やはり、今日の羅音はテンションが変だ。
テンションが物凄く高い。
久々にみんなに会えたから、テンション上がっているみたいだ。
「ちなみに俺は180」
「「ウザ!!」」
孤廻の身長を聞き、二人は同時に叫ぶ。
「ねえ、依恋。」
姫莉は私の袖を少し引っ張る。
「ん?何?」
「うち、今年入って来たばっかやから・・・」
そうか。
姫莉は今年からこの学園に来たんだ。
だから、羅音と孤廻の事を知らないんだった。
「あ、ごめん。紹介するよ」
私は羅音と孤廻の間に立った。
「こっちが薙切羅音、私の双子の兄」
羅音に右手を向ける。
羅音は姫莉の顔を見て、驚きが顔に出ていたが、直ぐさまその表情を引っ込め、微笑んだ。
「で、こっちが鎖神孤廻、私達の幼馴染み」
左手を孤廻に向けた。
孤廻も一瞬、顔を引き吊らせたが、すぐに、何事も無かっがたの様な笑顔になった。
「はい。次、姫莉」
「え、あ、う、うち!?」
突然私に話を振られ、姫莉が焦る。
「うちは麻生姫莉!今年からS・Aに入って・・・。とにかく、よろしく!あ、よろしくって言われても困るよね。ご、ごめん・・・」
姫莉はシュンと落ち込んだ。