人形師と武士(もののふ)~魔女の瞳番外編~
「よく言うわ。そんな事を言っても、貴方は私を斬る為にこの場に現れたんでしょう?蘭花に雇われて、死霊魔女である私の命を奪う為にこの場に立っている…蘭花が直接手を下すか下さないかだけの違い」
菊花はギリ、と歯噛みする。
「大きな口を叩いておいて、蘭花も貴方も、結局闇を操る私を殺したいだけなのよ!」
菊花のその言葉に。
「否!!!!」
俺は叫んだ。
そして攻城刀の切っ先を向ける。
「よく聞け天羽菊花!!」
俺の声に、菊花が、その周囲を取り囲む亡者の群れまでもが圧倒されていた。
「我が名は周防五郎之介時貞!これまで幾百幾千もの敵を斬ってきた剣豪なり!だが…」
俺は菊花の目を見据える。
「俺が斬るのは命だけではない。この攻城刀が斬るのは悪しき因縁」
「悪しき…因縁…?」
菊花が呟く。
「そうだ」
俺は頷いた。
「蘭花と菊花の間に巡る業…この周防時貞と攻城刀が、斬り伏せてみせる!!」
菊花はギリ、と歯噛みする。
「大きな口を叩いておいて、蘭花も貴方も、結局闇を操る私を殺したいだけなのよ!」
菊花のその言葉に。
「否!!!!」
俺は叫んだ。
そして攻城刀の切っ先を向ける。
「よく聞け天羽菊花!!」
俺の声に、菊花が、その周囲を取り囲む亡者の群れまでもが圧倒されていた。
「我が名は周防五郎之介時貞!これまで幾百幾千もの敵を斬ってきた剣豪なり!だが…」
俺は菊花の目を見据える。
「俺が斬るのは命だけではない。この攻城刀が斬るのは悪しき因縁」
「悪しき…因縁…?」
菊花が呟く。
「そうだ」
俺は頷いた。
「蘭花と菊花の間に巡る業…この周防時貞と攻城刀が、斬り伏せてみせる!!」