私と婚約者
プルルルルルプルルルルル

「今からこっちに来てもらえる??聖君もいるなら一緒に…」

「あぁ、分かった!!何かあったのか??」

「まだ分からない…先生が呼んでくれって…」

「今行くよ…」

「聖君、先生が呼んでるらしいんだ行こうか…」

「俺もいいんですか??」

「あぁ、聞いといた方がいいかなっと思ってね…」

「はい。」

「あの、すみません…藤山ひかりの父です。」

「こちらえどうぞ。」

「はい。」

「先生、藤山さんのお父さんです。」

「ありがとう。こちらえお座りください。」

「はい。」

「一応、膣洗浄はしています。でも、もしもの場合があります。」

「もしもの場合とは??」

「妊娠の可能性もあると言うことです。」

「え?洗浄してるんですよね??」

「はい、でも、どのような感じで性行為をされたのかは分からないので…洗浄しても完全にとは行かないかも知れません…」

「あぁ、そうですか。わかりました。」

「そしてですね…精神的なダメージも多かったと思うんです。精神科受けてみますか??これはひかりさんがご両親と相談なさって決めてください。」

「はい。わかりました。」

「それと2週間後にいらしてください。妊娠してるかの検査をします。もしもの場合は、産むか、中絶するかご両親と婚約者の方と相談なさってください。産んでも中絶を選んでも誰もあなたを責めるようなことはしません。」

「はい、わかりました」

「では、お気を付けておかえり下さい」
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