ひとりぼっち
私はハッとした。

私の番だ…


私は静かに席を立つ。

飯田の視線が痛い。

なにか仕返しに言ってやろう。


『神崎椿沙です。出身はT小で、自己紹介で人の悪口言う人が大嫌いですよ~★』


それだけ言うと、クラスはまた笑いに包まれた。

私は「言ってやった!!」と言わんばかりに飯田を睨む。

すると飯田は、まるで私を小馬鹿にしたように鼻で笑う。


な、なに彼奴!!!?!?
どう言う神経してんの?!?!?
まじうざい!!!!!
むかつく!!!!


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