ひとりぼっち
友情
―1―
――数日後
入学してから私は、苦手な朝を何事もなく過ごせるようになっていた。
早めに起きて、ご飯を食べて、着替えて出かける。
昔はできなかったこの行動が、今では普通にできている。
また三日坊主なのか、と考えると少しがっかりした。
『行ってきまぁす』
私はそれだけ言うと、玄関を出た。
すがすがしい朝の日差し。
まだ寒いこの時期は、ほんの少し朝露が残っている。
自転車にスクールバックを縛り付け、鍵を外す。
そして自転車に股がり、ペダルを強くこぎだした。
入学してから私は、苦手な朝を何事もなく過ごせるようになっていた。
早めに起きて、ご飯を食べて、着替えて出かける。
昔はできなかったこの行動が、今では普通にできている。
また三日坊主なのか、と考えると少しがっかりした。
『行ってきまぁす』
私はそれだけ言うと、玄関を出た。
すがすがしい朝の日差し。
まだ寒いこの時期は、ほんの少し朝露が残っている。
自転車にスクールバックを縛り付け、鍵を外す。
そして自転車に股がり、ペダルを強くこぎだした。