ひとりぼっち

―2―

「やあっぱすごいねぇ~!!椿沙はっ」

『だってむかつく…全部されたことやってやるだけだよ』

「あは!仲間…必要だよね」


私は彩の言葉に振り向いた。


仲間…?
ナニソレ…


『いる…仲間、集めよ』

「そーこなくちゃね」


彩が不気味な笑みを浮かべた。

私は至って無表情。

茶色帯びた髪が揺れる。

私と彩は、廊下のど真ん中を堂々と歩いた。

何故かはわからないが、皆私たちを避ける。

みんな私たちに怯えているような表情だった。


なんだろう…
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