変わる想いを貴方に捧げる

···由季斗①



俺には二才下の可愛い嫌
綺麗な彼女がいる。

鈴音は、綺麗なんだが
自分が綺麗だとは
まったく思っていない
そんな子だ。

鈴音とは、同じ高校のバスケット部で
一緒だった。

俺が三年の時に入部して来た
鈴音は、人気物だった。

俺にもその時彼女がいたから
鈴音に想いを伝える事は、なかったが
大学三年の時に
良く耳にする雑貨屋さんに
行った時・・
「石田先輩?」と、言われて
振り向くと
そこには綺麗な女の子がいた。

ん?と思っていると
「バスケット部でお世話になってました
海堂です。海堂 鈴音です。
お忘れですか?」
「えっ、海堂?あの海堂?」
「あはは、あの海堂?です。」
「わかんなかったよ。
  綺麗になりすぎていて。」
「クスクスっ、先輩も口が
     上手になられて。」
「「あはは!」」
それからは、休みの日に
遊びに行ったら、食事をしたり
酒を飲んだりして
鈴音の気さくな所や
優しさに惹かれて行き
俺達は付き合うようになった。

俺は、大学生活を
鈴音は高校を卒業すると短大に入り
その後も二人は、かわりなく
会えるときは可能な限り
時間を作り
会えないときは
必ず連絡をとりあって
愛情を深めていった。
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