変わる想いを貴方に捧げる

···両親の都合


「クスクスっ、鈴音、良い子だ。
俺の全てで、鈴音、お前を護る。」
「もぅ~‥また子供扱いして‥‥
でも和真さん、よろしくお願い致します。」
それからは、二人で朝食をとり
あっ、着替えと
思っていると、和真さんに渡された
紙袋をあけると

洋服、靴、下着、スッキングまで
入っていた。

びっくりしたが、蒼真さんかな。
クスクスっ、と笑っていると
「どうした、鈴音?」
「あっ、いえ。
蒼真さんらしいなぁと。」
と、言い終わらないうちに
唇を塞がれた。
鈴音がびっくりしていると
「朝から、他の男の事を考えるからだ。」
と、言われて
ますます、おかしくなって
「うふふっ」
笑っていると
「鈴音、遅れるぞ。」
「あっ、本当、大変!!」
慌てて、着替えて
ホテルを後にした。

クリニックについて
降りるときに
和真さんからのキスと
「鈴音、ご両親にお会いしたい。
ご都合を聞いてから知らせて欲しい。」
と、言われて
鈴音は、真っ赤になりながら
「‥はい。‥‥」
と、返事をして
クリニックに出勤した。

クリニックでは、晶さんが待ち構えていて
根掘り葉掘り聞かれて全て話した。

指輪を頂いたことも
晶さんは、
「鈴音、和真兄さんの妻となるこは
とても大変なことだと思うの
だけど、私も絶対に助けるから
なんでも頼ってよ。
一人で、絶対に抱え込まないで。
だから、私と姉妹になりましょう。
鈴音が、姉だけどね。」
「‥‥あきっ‥‥さ‥ん‥っ
ありがとうっ‥‥ございます‥
だけどっ、えっ、私が姉っ‥‥
は、ちと、いやだっ‥‥」
「泣きながら、突っ込むとこそこ。
あはは、鈴音らしい。」
鈴音は、晶の言葉が‥‥
思いが‥‥とても嬉しかった。

1日の仕事が終わり
家に帰ってから
両親に昨夜の事を聞いてもらった。

お父さんは、
「彼に合わせるよ。
忙しい人なんだろう。」
と、言ってくれた。

ママは、和真さんに会えるのを
楽しみにしていて・・

私の方が、ドキドキしていた・・
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