変わる想いを貴方に捧げる
···皆さんで
王さんの案内で
曾祖父様の自宅についた
曾祖父様のお宅には、曾祖母様。
曾祖母様は、ここ数年体調を崩されて
入退院を繰り返されているらしい。
それと、王さんと家政婦さん、
調理師さん、護衛の方。
別棟に、和真さんのお母様の優さんの
ご両親ご家族が
住んでいらっしゃる。
< コンコン >
「総帥。
和真様、鈴音様が
御着きになられました。」
「入っていただきなさい。」
「畏まりました。」
和真さんの後ろから一緒に中へ。
「曾祖父様、ご無沙汰ばかりで
申し訳ございません。
ドイツのホテルにも
わざわざお越し頂きありがとうございました。
そして、今回の件ではご迷惑を
お掛け致しました。
曾祖父様、妻の鈴音です。
宜しくお願い致します。」
「曾祖父様、鈴音でございます。
わたくしのためにご足労お掛け致しまして
申し訳ございませんでした。」
と、頭を下げると
「和真、久しいのう。
お互いに忙しい身の為
会えないが、たまには顔を見せておくれ。
ほうほう、あなたが鈴音さんか
綺麗なお方じゃのう。
和真や晶の爺じゃ。
そうそう、これからは
鈴音の爺でもあるのう。」
と、言われて
「うふふっありがとうございます。
宜しくお願い致します。」
と、鈴音がいうと
「総帥。
本当に可愛らしいお方でございますね。」
と、王さん。
「ほう。鈴音は王も虜にしたか。
晶といい。王が気に入ることは
中々ないからのう。」
「また、総帥そのような。
ほら、和真様のお顔が
変わりましたから。」
「おほっほほっ、愉快のう。」
今回は、曾祖母様には、
お会いできないとのことで、
夜は、皆さんと食事をする事に
曾祖父様は、
結婚式に出席できなかったことを
詫びてくれた。
凄く優しい曾祖父様、王さん
お祖父様、お祖母様、従兄さん方と
楽しく食事をしたり
談笑したり
曾祖父様と王さんは、
終始、私と和真さんを見て
びっくりしたり
苦笑いをしたりしていた。
本当に和真さんは、
どんな人だと思われていたのか
と、鈴音は可笑しかった。
和真さんのお祖父様や従兄弟さん達には
きちんとお詫びをされて
鈴音は、恐縮していた。
少しだけ、和真さんと曾祖母様へ
挨拶をすることができた。
曾祖母様もとても優しい方で
また、来ます。
と、お約束した。