変わる想いを貴方に捧げる
···凄く美味しい
シェフは、私にも声をかけて
くれてから食事をした。
やはり、和真さんは
私なんかとは違う世界の人なだと、
しみじみに思いながら
料理を堪能した。
料理は、どれもこれも美味しいのだが
もう、お腹がはち切れそう
「もう、無理。
すっごく美味しいのに
ごめんなさい。」
と、言うと
「いや、そんなに言って
貰えて、シェフも喜ぶだろう。」
と、和真さんは笑ってくれた。
和真さんは、帰りに何人分かの
お弁当を受け取り
私をママの雑貨屋まで送ってくれた。
「和真さん、ごちそうさまでした。」
と、言うと
「鍵をちゃんと閉めて寝ろよ。」
なんて、言うから
可笑しくなって
「クスクスっ、はい。」
話をすると
和真さんは、車で去って行った。
私は、お風呂に入り
その日は直ぐに眠りについた。