変わる想いを貴方に捧げる
···一人で、入れない子
その日から週末の日曜日まで
和真さんの家で過ごした。
一緒に食事して
お風呂に入り
和真さんのクイーンサイズのベッドで
寝る。
そんな日々を繰り返した。
「私は客間で、寝ますから
ゆっくり寝てください。」
と、言ったのに
却下されて
一緒に寝ている。
緊張してドキドキしていたが
和真さんが後ろから抱き締めて
くれるとなぜか安心して
眠ってしまい・・・
朝を迎えるしまつ。
週明けから、一人でいれるだろうか
と、思うくらいに
和真さんに甘えてしまっていた。
そんな私に気づいて、和真さんは
「鈴音、早く俺のものになれ。
だが、鈴音に気持ちがなくても
俺は、ずっと鈴音のそばにいる。
だから、不安になるな。
寂しいときは、連絡しろ
直ぐに飛んで行く。」
「‥‥そんなに、甘やかしたら
ダメですよ。
一人でいれない子になってしまいます。」
「いっそ、そうなってしまえばいい。」
「‥‥‥‥‥‥‥」真っ赤!!
私は、どんな顔をしたらよいのか
わからずに布団で顔を隠した。
そんな私を和真さんは
後ろから抱き締めてくれて
眠りについた。