変わる想いを貴方に捧げる
···由季斗
鈴音にあった日、
無理矢理に絢を抱いた。
次の日、目が覚めたら
お昼だったのでびっくりした。
直ぐに同僚に電話したら
「お前、風邪大丈夫なのか?」
「ああ、誰に聞いた?」
「えっと。
確か伊野さんが課長に伝えていた。」
「伊野さんが・・ありがとう。」
「おっ、大事にしろよ。」
そうか、絢が連絡してくれだ。
あんな事した俺なのに。
俺は、直ぐに絢の携帯をならずが
絢がでることはなかった。
だから、ラインとメールをして
お詫びをして、連絡が欲しいと入れた。
だが、絢から連絡がくることなく
それから、ひと月後、絢は転勤した。
俺は、移動日の朝
みんなと共に知り
絢と話す事もできずに
絢は、移動先へ出発した。
移動先は、沖縄で
売上をあげるために
絢が抜擢された
と、移動の日に説明があったが
部所の課長と一緒に飲んだとき
絢が自分から配属希望をしたんだ
と、言った。
なぜ?と思ったり
やはりな、と思ったり
俺は、こんなにダメな男で
煮え切らなかったのかと
情けななかった。