変わる想いを貴方に捧げる
···今更
私が、晶さんの家に行く間に
由季斗と絢ねぇから
何度も着信あっていたので
携帯の電源を落とした。
なんなのよ!!
まったく!!
二人して
私は、もう用はないわ!!
バカにして!!
今さら、何の用?
絢ねぇが好きなら
私にそういえばいいのに
別れたいなら、そういえば・・・
ああ、それさえもする必要ないと
思われていた。
軽く見られたもんだわ
はあっ!!!!
私は、怒りにふるえながら
晶さんのマンションに着き
マンションの一階から
晶さんに連絡した。
すると調度、秀斗先生が出て来て
「あっ、先生!!申し訳ありません。」
「ああ、いや、いいんだ。
ゆっくりしなさい。」
と、言ってくれた。
「あっ、ありがとうございます。」
と、言って
晶さんの部屋に向かった。
「鈴音、いらっしゃい。」
「おじゃまします。
今、下で秀斗先生にお会いしました。
せっかくの二人の時間をすみません。」
と、言うと
「ばかっ、何を言ってるの
秀斗は、たまには家に帰さないと
いけないんだし、かまわないの
鈴音の方が大事だよ。」
と、言ってくれた。
私は、あまりにも優しい
晶さんの言葉に
今日初めて涙が出た。