変わる想いを貴方に捧げる
☆☆12☆☆

···和真


和真・・

やっと、シェンメイをホテルに
送り届けて
鈴音に連絡する

何度かけても・・
‥‥‥繋がらない
何度も・・何度も・・かける

すると・・・プチッ
鈴音っ、どこだ?と
言う俺に対して

あなたは?
と、落ち着いた声の男性
鈴音の父親だ。
良かった、自宅に帰ったんだ。
と、思っていたが

鈴音は、見たくもないものを見て
気を失った・・・と。
伺っても良いか、尋ねたが、
鈴音の父親から
とりつく暇もないほど
バッサリと・・・
鈴音が話したいと言ったら
考えると、言った。

怒るわけでもなく
淡々と言われた‥‥‥‥。

くそっ!!
知らなかったじゃ、済まない!
直ぐに曾祖父様に連絡をした。

『おおっ、和真か?
珍しいな。
で、どうした?』
『ご無沙汰しています。
突然のご連絡申し訳ありません。
体調におかわりありませんか?』
『いや、かまわんよ。
和真の声が聞けて
嬉しく思っている。』
『ありがとうございます。
さっそくですが、
お祖父様にとって、燐さんとは?』
『燐?わしの知り合いにおったかのう?』
『娘さんは、シェンメイさんといい。
母国では有名な美しい女性とか』
『和真、申し訳ないが
美しい女性は、かなり知っておるが
燐と言う名もシェンメイ?と
言う娘も、ちと覚えがないのう』
『ありがとうございました。
それだけ、伺えれば
充分です。
曾祖父様、近いうちに
私の妻となる人に会って
頂けますか?』
『ほぉ、和真の心を動かした
娘か・・楽しみにしておる。』
と、言われて切る前に
お祖父様には、
『晶にじいに電話するように
伝えておくれ』
と、言った。
まったく、晶を溺愛しすぎだ。

だが、ホッとした。
曾祖父様を敵に回すのは
今後至難になるから
できるなら、敵にしたくなかった。
どうしても、燐さんを取るなら
戦うしかないと
思っていたが・・。

母の関連だとわかり、
なら互角に戦えると思った。
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