変わる想いを貴方に捧げる
···胸が温かくなる
夕方、お父さんが
帰って来てから三人で話をした。
鈴音は、両親にすべてを話した
話し終えた時・・・お父さんに
浅野さんと言う男性から電話があった。
誤解があるから話がしたいと
鈴音を心配して家にきたいと
言われたがお断りした。
まずは、
鈴音の意識が回復する事が優先なのと
鈴音の気持ちが大切だから
と、話してくれた。
鈴音は、和真さんが社長であること
前にも同じようなことがあり
その時は、誤解だとわかったこと。
今回も、そうかもしれない。
だけど、和真さんは仕事上
こんなことは日常茶飯事なのだと
思うが庶民である自分には
理解出来ないことを話して
やはり、和真さんは、
和真さんの世界の人が
お似合いだと思うの
毎回、毎回、こうして騒がれるのも
鬱陶しいでしょう。
と、苦笑いで話すと
ママは、
「鈴音が、思うようにしなさい。」
と、言ってくれた。
お父さんは、
「浅野さんも彼なりに考えがあると思う。
とてもしっかりした口調の青年だったから。
だが、鈴音に同じ思いをさせたり
配慮がたらないと思う。
だが、お父さんも少し彼に
いらぬことを言ってしまった。
娘可愛さに・・すまん。」
と、言った。
内容を聞いて、ママと笑った。
由希斗がいるから
あなたの出る幕はないみたいに‥‥と
そんな言葉に
彼が動じるはずかないと
思いながら
父の優しさに
胸が温かくなった。