変わる想いを貴方に捧げる
☆☆16☆☆
···目覚め
鈴音は、手の先の温かさに目を覚まし
目を動かすと、見たことのない天上
ああ~病院?かな
指の方をみると晶さんが
心配そうな顔をして
見ていた。
晶さんの瞳は、みるみるうちに
「‥‥‥鈴音っ‥ごめん‥‥ねっ‥」
「なんで、晶さんが謝るのですか?」
と、言うと
晶は、涙を拭きながら
経緯を全て話して
「私がっ、私が、曾祖父様に
頼んだりしたからっ」
と、言うから
「そんなこと!
私を思ってでしょ?
晶さんは、自分の為に
そんなことする人じゃないから。」
と、話していると
扉が開き
ストレッチにのせられた
和真さんが運ばれてきた。
「にいさまっ」
「‥‥‥和真さんっ」
先生が
「手術は、無事に終わりました。
幸い、傷も深くなかったので
内臓に損傷はなく良かったです。」
と、言われたので
「「ありがとうございます」」
と、二人でお礼を言うと
< コンコン > と
扉が開き
蒼真さんと拓真さんが入ってきた。
「「鈴音ちゃん・鈴音、気がついた・か?」」
「‥‥えっと、はい。」
再び、< コンコン >
すると
恰幅の良い男性・・スゴいオーラ!と
綺麗な女性が入ってきた。
「「「おとうさん・親父・父さん
おかあさん・お袋・母さん」」」
と、三兄妹。