【完】恋人までの距離
ごめんね……ありがとう
「ほら、はよ行き」
「……ごめんね。ありがとう!!」
空に想いをちゃんと伝えなきゃ
そう思って、私はその場を走り出して後にした
「俺は、これでも本気やったんやけどな。……けど、茉菜の悲しむ顔は見たない。ちょっとは手伝どうてあげられたんかな?」
陽光のそんな言葉も知らないで
走ったら、まだ間に合う!
急がなきゃ!