【完】恋人までの距離




「じゃあ次、茉菜ね」




「じゃあ、行ってきます」






私は、教室に入った




う~ん……




どれにしよっかなぁ






「茉菜!」




「美紗!どうして」




「茉菜はこれね」




「えぇー!?」




「いいから早く!」






これ……




白いドレスじゃん




しかも、王冠付き……




嘘でしょー!?




そして、無理やり着せられて……






「可愛いよ!」




「……どうも……」






結局、王冠もつけられたし……




こんな姿、空に見せられない!!






「空と陽光に見せよ!」




「絶対、嫌!!」




「いいじゃん、いいじゃん」




「他人事だって思ってるでしょ!?」




「本当のことだもん」




「亜希ぃ~、助けて~」




「……嫌だよぉ~」






反対されたけど、言い方が可愛すぎて反撃できない……






「ほーら!」




「いーや!」




「あっ。茉菜も美紗も亜希も可愛いね」






そう言って、出てきたのは……




だてメガネをかけて、スーツを着た、空




……やっぱり、かっこいい






「ほんまに美人やなぁ~」






そして、チャラい姿をして出てきた、陽光




2人共、かっこいい!






「空と陽光もその格好で過ごすの?」




「うん」




「ねぇ。茉菜、可愛いでしょ?」




「うん。すげー似合ってんで」




「陽光ってばぁ~、ほ・め・す・ぎぃ~」




「そうか?」






やっぱり、楽しいなあ




そして、あっという間に時間が過ぎて、帰る時間になった






「じゃあ、また明日」




「うん」






そういえば、明日何するんだろう?




遊ぶって言ってたけど……




……まぁ、いっか



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