この恋からは絶対に逃げられない!?
エリート上司に気をつけろ!
わたしのはつこいは
「す、好きです!」
勇気を振り絞って出した言葉。
ずっと好きだった。
初めて笑顔を向けてくれた時から。
届かない、だけど届いて欲しいと願って出た言葉。
だけど、彼はあっさりと私を
絶望に落とす。
「悪いけど。子供には興味ないんだ」
子供。確かにあなたから見たら私は何も出来ない子供だけれど。
それでも、と縋ってしまう。
「でも、連絡先教えてくれましたよね?」
「教えて欲しいと言ってきたからね」
突き放すような、冷たい言葉。
まるで最初から私の存在なんて気にとめてなかったかのような。
他人行儀な言い方。
あぁ、本当にもう駄目なんだと、嫌でも思い知らされる。
「その気にさせたなら、ごめんね」
こうして私の初恋は終わったのだ。
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