この恋からは絶対に逃げられない!?
「ちょっと!都子大丈夫?」
朱理の声がする。
でも体がふわふわしててうまく動けない。
「ダメだ。足がふらふらして歩けない〜!朱理だっこ」
「いい年こいて何言ってんだか!ほら帰るよ!」
「ムリムリ〜!だって、このまま歩いたら私吐いちゃ…」
「ぎゃー!やめてー!…え?」
「何?こいつ運べばいいの?」
だれ?
「…で、…たくで」
「あぁ、俺も…だから…」
何を言っているのか分からないけれど、何だか温かくてふわふわして。
あまりの気持ちよさに私はゆっくり瞼を閉じた。