情熱的に愛して
清水係長を迎えた後、一日に1回、3人で打ち合わせする事が多くなった。

「3人だもの。会議室を借りる必要はないわ。私のデスクを使いましょう。」

と、自分の綺麗なデスクに、気軽に私達を呼んでくれた。


「この企画って、どっちが出したの?」

清水係長は、企画書をパラッと捲った。

「私です。」

手を挙げると、清水係長は微笑んでくれた。

「いい企画だわ。発想が大胆ね。」

「……ありがとうございます。」

部下を誉める事も、忘れない。


清水係長は、いい上司だと思う。

これで性格が悪かったら……

なんて、思ってはダメだね。


そして考えも虚しく、清水係長は性格もよかった。
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