情熱的に愛して
昨晩は、嬉しいやら恥ずかしいやらで盛り上がったけれど、よくよく考えてみれば、どんでもない事なのでは?

それこそ、会社の女の子達に、バレないようにしなければ。


「ん?」

門馬が片手で、卵を割っている。

どうやら、目玉焼きを作るようだ。

しかもベーコンなんて、添えちゃって。

ああ……

門馬の手作りのご飯、朝から食べられるなんて、幸せでしかない。

私は、門馬を見ながら、萌えに萌えていた。


「できたよ。」

「ありがとう。」

目の前に置かれていたのは、具たくさんのお味噌汁だった。

これぞ、男飯っぽい!

「なに?」

「ううん。頂きます。」

手を合わせて、門馬に頭を下げた。
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