情熱的に愛して
「う、うん……」

勝手なイメージだけど、門馬ってクールだから、寝た事も普通に”セックスした”って言うと思ったのに……

愛し合っているって……

顔がニヤける!!


「ん?夏海?」

「ううん。どうぞ。」

私は再び包丁を持って、野菜を切り始めた。

「それで思ったんだ。俺達、”偽装結婚”を解消すべきなんじゃないかって。」

私は、包丁を落としかけた。

「えっ……」


私は、茫然とした。

今、何て言った?

偽装結婚を、解消?

別々に暮らそうって事?


「どうして……」

「夏海?」

「だって、喧嘩もしていないし!私、何か悪い事でもした?それとも、誰かに何か言われた?」

「落ち着けよ、夏海。」
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