情熱的に愛して
「……どうしようかな。」

「えっ?」

雪人は、驚いて私を引き離した。

「嘘だろ?こんな公衆の面前で、プロポーズを断るなんて。」

すると私は、ニコッと笑った。

「うん、嘘。私でよければ、宜しくお願いします。」

「夏海……」

そして私達は、もう一度抱き締め合った。


「雪人。」

「なに?夏海。」

「クールな雪人も魅力的だけど……これからは、情熱的に愛してね。」



これがクールな彼との、”偽装結婚”から”本当の結婚”に、変わった瞬間だった。



― END -
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