情熱的に愛して
と言う事は、秋香の相手は白石さんって事ね。

私がちらっと丸森さんを見ると、相手と目が合った。

思う事は、一緒のようだ。


よし!

私は丸森さん狙いに決めた。


「丸森さんは、どうして参加されたんですか?」

「うーん。」

丸森さんは、飲み物を飲み干して、テーブルに置いた。

さりげなく、ウェイターさんを呼ぶ。

「すみません、同じ物を。」

「えー……」

ウェイターさんは、困っていた。

確かビールだったよね。


すると丸森さんが、メニュー表を出して何かを指さしていた。

その恰好が、なんとも悩ましいくらいにセクシーだ。

うん。

何だか、今日は丸森さんに会えて、ラッキーな気がする。
< 6 / 234 >

この作品をシェア

pagetop