あっちじゃなくて、俺のほう向いて。
「よっ…と。」


ベッドに寝かせて布団をかけてやると

もぞもぞ体勢を整えて、また規則正しい寝息がきこえてきた。


「蓮……、ありがと……。」


おやすみ、と先輩の頭を撫でてから

俺は寝室の電気を消した。


《蓮side end》
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