あっちじゃなくて、俺のほう向いて。
南美ちゃんは私より10cm以上も背が高いモデル体型。

なのに、私に頼みごとをするときだけは、子犬のような目で私にすがりつくのだ。


「わかったわかった、んじゃあ今日の放課後私の家くる?」

「いいの!?」

「いいよ、どーせ明日は土曜だから休みだし。」


私が言うと、神様!と南美ちゃんは私に抱きついた。
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