あっちじゃなくて、俺のほう向いて。
「オムライスかー。あ、ちょっと冷蔵庫確認させてもらっていい?」

「全然いいよ!キッチンも勝手に使って?」


百合ちゃんに了承をもらってから

私は冷蔵庫の中身を確認した。


「うん、ササミもあるし…、卵もあるし、作れるよ、オムライス。」

「ほんとに?やった!」


百合ちゃんは、見た目は大人っぽいけど

無邪気な笑顔にはまだ幼さが少し残って、すごく可愛い。
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