あっちじゃなくて、俺のほう向いて。
第5章

幸せのかたち

-数週間後-


「んー…、朝…。」


芳樹の家での生活が始まって約2週間。

初めのうちは百合ちゃんの部屋を貸してもらっていたけど

いつからか私は芳樹の部屋を貸したもらうようになっていた。


「ふわぁ…、芽依…、今何時…?」

「今?もうすぐ9時。」

「9時かー…。」
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