あっちじゃなくて、俺のほう向いて。
もう芳樹と付き合い始めて何年か経ったけれど

2人の関係は相変わらずだと思う。


「だって芽依がそーゆー服着てるの珍しいから。」

「こ、こんなの普段着では着ないでしょ笑」

「えー、似合うと思うけど。」


私が恥ずかしいの、と言うと

えー、と口を尖らせながら芳樹は私を引き寄せた。
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