わたしを振る君へ。

「その盲目が楽しかったりするんだけどねぇ」

「やだ…幻想の楽しさなんて手放した時虚しくなりそう」

「はっとして?」

「うん。今まで何してたんだろうって」

「菜々は案外お固いな」

「だって結婚がかかってるんだよ?軽く考えるなんてやだし」

「はっ!高校生が結婚!は!」

「なっ可能性はなくもないじゃんかー!」

「はっはっはっ!そうね!なくはない!」

ともが綺麗な顔をくしゃってしてうひゃひゃひゃ笑ってる

そりゃ極論過ぎるとは思うけど…だって高校で付き合ってそのままゴールインとか聞いたことあるもん


< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop