珈琲の中で
ピカッゴロゴロ〜。
、、、。本当に勘弁して欲しい。
ピカッツゴロゴロゴロゴロ〜
近くに落ちる音に涙が滲む。
お客様が来たら心配をかけてしまうわ。しっかりしなきゃ。
私も一応人間なのだ、怖いものの一つや二つある。
珈琲を口に含みながら気持ちを落ち着かせる。
ガチャッ
ゆっくりとドアが開く音と雨の音が聞こえた。
「すごい雨ですね、こんにちは。」
こんな日限って君は来る。
「、、いらっしゃい。」
「元気、、ないですね??なにかありました??」
「なんでもな「ピカッゴロゴロゴロゴロ」、、、、いわ。」
春君は私の顔を覗き込む。
「やっぱり顔色が悪いよ。休んだ方がいい。今日はお店しめることとかできないの??」
こんな理由で店をしめることはできない。
「大丈夫よ。」