珈琲の中で

父さんの前でも堂々としている彼女が誇らしくてらかっこよかった。





彼女は僕をみて微笑み、パーティーを楽しんでいた。





父さんともすっかり仲良しだ。





「お父様、もう一杯いかがですか？」




「おぉ、もう一杯いただこうかな？」






父さんは咲さんにデレデレである。




「いやー、春に彼女ができたと聞いて心配していたがいい子じゃないか！咲ちゃんを泣かせたら俺が許さないぞ？」




父さんはご機嫌だ。





「そんなことわかってる。大切にするよ。」





「はっはっは、言うようになったな。父さんは嬉しいぞ。」




父さんは嬉しそうだった。






僕も嬉しくなる。





彼女のおかげだ。






僕は幸せを感じながら微笑んだ。