甘やかして、私だけ

~:*・・*”



「はぁ~。」


何とか将くんを駅に送り届け、いつも通り自分のデスクに座る


朝の将くんも面倒だったけど、週初めの仕事面倒だな~~



デスクに置かれた書類やファイルにやる気を吸われるぅ・・・



と、言いつつデスクに向き直り仕事を始めようとすると、



「白村さん、ちょっといいかな?」

「...はい!」


かしこまった声で誰だろう、、、?




後ろから声を掛けられ振り向くと





「はーい!!おはようございます!!白村さん!!」


「は?」


そう言って

びょーんと両手を上げて大きな声を出す男がいる。。。



「何だ当麻か・・・珍しいね。何の用?」


ハイテンションな同期、当麻 太一だった。


そして、私は残念ながらそれに付き合う気力は持ち合わせていない


起動したパソコンに向き直る


「・・・テンション低いなぁ。。。」


「・・・。」


用がないなら帰ってくれ。



「...あのですね、」


あ、用あるんだ・・・。


話に一応耳を傾ける


「…新入社員の時、一年目は色んな部署を回るだろ?」」


うん、最近そうなったと聞きいた気が・・・


「それで、今日!営業部から引き継ぎに来たわけ!!」

「うん。・・・え?」


なぜ私に言うの??

嫌な予感しかしない・・・




「なんで私って思った??」

「・・・うん。」


よ、読まれた!!


「営業部に配属ってほぼ決まったんだけど、一応社会見学ってことで、誇り高い同期に我が子を頼もうと思ってね☆」



なるほど、後輩ができてうれしいのか。当麻よ。


我が子って言っちゃってるし・・・









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