甘やかして、私だけ


「ってか!!待って!!同期ならそこにも!!」



バッと振り向き、友子を指すと


”カタカタカタカタ”

怖い!!めちゃキーボード叩いてるよ



「うん。友子は忙しそうだね。」


当麻は言う。


「待って!まだいる!!」



バッと違う方を振り向き、次は、杏奈を指さす



「‼・・・ ~♪」


はっ!今、絶対気づいたのに口笛でごまかしたよ!!!



「仕事中に口笛吹いてる人は信用ならないよ…」


当麻は言う。


「・・・あ。いやっ。待っ!!」


ヤバい!このままじゃ面倒くさくなる‼



「じゃあ、やっぱり任せたよ。白村パイセン☆」




えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!





ポンと置かれた同期のその手を忘れることはないだろう。


覚えておけ当麻・・・。













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