甘やかして、私だけ
*おまけ...*



とある日のエレベーターでのお話し…__




「~♪」



もうちょっとでお昼休み~



ルンルンにボタンを押して上の階に行くエレベーターを待っている、



これを資料室に戻したら一区切りだし!


ルンルンに手に持っているファイルを持ち直す、




すると!




「わっ!!」

「…んわ”ぁ!!」

「…あはは!驚きすぎー!」



後ろからドンッと誰かに肩を掴まれ脅かされた!


やばっ、私の声、驚かされる声よりでかい…


そして、犯人は、

後ろでケタケタ笑っている声で誰かわかった…


そっと後ろを振り向くと、



「…八城君・・・。」



やっぱり。。。


久々の姿にじーっと睨みをきかせる、と、



「そんなに怒んないでくださいよー。」


「ほんっとに、子供かっ!」


なんとも悪気のない言い方に愛嬌すら感じるわ!




「久しぶりですねー?あかね先輩!」


隣のエレベーターの下の階行のボタンを押して、



こちらに笑顔を向けてくる八城君



「そうだね~。」



研修が終わってからほとんど会わなくなった



でも、たまに見つけるとこうして話しかけてくれるところは、


後輩として素直にかわいいと思う



だけど…



「もう、彼氏と別れましたー?」


「はっ!?」



こうして、唐突に将くんとのことをいじってくるのだ…



「…冗談ですってー!」



いや、冗談でも!!びっくりするわ!


会社で彼氏の話なんておかしいでしょ!!


ホント。毎度毎度…。



笑いやんだ八城君は顎に手を当て、何か悩んでる様子で…



「…同居は手ごわいなぁ~」


「え?なに?」


ボソッと何か言ったそれは聞こえなくて


聞き直すと、



「なんでもないで~す。」




















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