甘やかして、私だけ


そして、また、とある日の朝・・・




今日は将くんの方が少し早く家を出るとのことで…





「将くん!」


「んー?」




見送ろうと、靴を履く将くんに話しかける、




将くん…。





「行ってきますのチューは?」




ってね!




すると、


「・・・。(…来たっ‼)」


「…?」



玄関の段差ギリギリに立ち目を瞑っている将くん…


なるほど…。




私からのキスを待っている将くんに応えようと



私も近づき、肩に手を乗せて、顔を近づける・・・



が・・・‼




「んー!…やっぱり恥ずかしくてできないッ…‼」




ぱっと手を離し、恥ずかしさに俯く




すると、



「…えー??できないのぉ~?えへっへ…\\」




なぜだか嬉しそうに照れている元プレイボーイ…




「うん…。だから、これあげるね!」


はいっ!と私は、将くんにあるものを手渡した



「えー!いらないよぉー!!」


そんなこと言わないでよ!


「将くんのキス顔見せて貰ったお礼!遠慮しないで?」

「…!?...\\\」


ふふふっ...!



「気を付けていってらっしゃーい!」


「はぁー。」





将くんはその朝、ちゃーんとゴミを出してくれてから仕事に行きました!



めでたしめでたし・・・。(ぉぃ‼









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