甘やかして、私だけ
そして、その夜…:*:~
「いやだ~!」
「私も嫌だ!」
三村くんと同じベットで寝るなんて!!!!
私は今、新たな問題に悩まされている
濃い一日がやっと終わると思っていた私がバカだった・・・・
~数分前~
三村くんがお風呂に入っている間
「よいしょっと!」
布団を敷いてあげていた・・・
もちろん、私が寝るベットから一番遠いところに‼
そして、入れ替わりで私もお風呂に入ってきたんだけど・・・
「お布団温めておいたよ♪」
「・・・なんでそこにいるの?」
って、妻かっっ!!
そんな、三村くんが今いる場合は、私のベットで!!
「今すぐ出で!」
「いやだ~」
「私も嫌だよ!一緒に寝るなんて!」
「俺寒がりなんだもん」
知らん!最近あったかいし!毛布も出してあげたじゃん!!
「だって、その布団誰が寝たかわかんないし…男とか男とか男とか…」
はぁぁ!?
子どもみたいに敷いた布団を指さす三村くん
「これ”女”友達が泊りに来た時用なんですけど!」
「じゃぁ、…俺、敷布団じゃ寝れない…!んだよね!」
今考えたでしょ!!絶対!!その理由テキトーだもん!!
なんて贅沢なの、この居候・・・
とにかく、一緒に寝たくない…だから、
「じゃあ、私がこっちで寝るね・・・」
別に寝れればどこでもいいし…
そう、敷布団に入ろうとした、
「ああああ!俺もやっぱりそっちにする!!」
「何なの!?」
ベットから出ようとする三村くんを阻止する
「いいから、そこで寝なよ!」
「え。俺を見捨てるの?」
見捨てるって何?!
”ピッ”
「えっ!?」
急に暗くなった部屋…