甘やかして、私だけ


そして、その夜…:*:~




「いやだ~!」

「私も嫌だ!」





三村くんと同じベットで寝るなんて!!!!






私は今、新たな問題に悩まされている


濃い一日がやっと終わると思っていた私がバカだった・・・・






~数分前~




三村くんがお風呂に入っている間




「よいしょっと!」



布団を敷いてあげていた・・・



もちろん、私が寝るベットから一番遠いところに‼





そして、入れ替わりで私もお風呂に入ってきたんだけど・・・






「お布団温めておいたよ♪」

「・・・なんでそこにいるの?」


って、妻かっっ!!



そんな、三村くんが今いる場合は、私のベットで!!




「今すぐ出で!」

「いやだ~」

「私も嫌だよ!一緒に寝るなんて!」

「俺寒がりなんだもん」


知らん!最近あったかいし!毛布も出してあげたじゃん!!




「だって、その布団誰が寝たかわかんないし…男とか男とか男とか…」


はぁぁ!?


子どもみたいに敷いた布団を指さす三村くん


「これ”女”友達が泊りに来た時用なんですけど!」


「じゃぁ、…俺、敷布団じゃ寝れない…!んだよね!」



今考えたでしょ!!絶対!!その理由テキトーだもん!!




なんて贅沢なの、この居候・・・



とにかく、一緒に寝たくない…だから、


「じゃあ、私がこっちで寝るね・・・」


別に寝れればどこでもいいし…



そう、敷布団に入ろうとした、



「ああああ!俺もやっぱりそっちにする!!」

「何なの!?」





ベットから出ようとする三村くんを阻止する


「いいから、そこで寝なよ!」


「え。俺を見捨てるの?」



見捨てるって何?!




”ピッ”




「えっ!?」



急に暗くなった部屋…









< 43 / 169 >

この作品をシェア

pagetop